1レベル上のリフォーム

吹き抜けのある家にリフォームする際のメリットと注意点

吹き抜けのある家にリフォームする際のメリットと注意点

広々とした開放感が生まれて一段と住みやすくなるリフォームで家に吹き抜けを作ると、天井が高くなり、広々とした開放感が生まれて一段と住みやすくなるでしょう。

昔の建築物にはない構造なので、現代的でお洒落な雰囲気を醸し出せます。また、梅雨の時期に室内干しをする時も、天井近くに物干し竿を渡せば、頭上の圧迫感がなく過ごせます。

そして、天窓を付けることにより、採光もしやすくなり、室内が明るくなるでしょう。吹き抜けのデザインは、和風と洋風の両方に合うので、建築様式に関わらずリフォームしやすいというメリットもあります。それから、階上と階下が繋がっているため、上下で直接コミュニケーションを取りやすい点も、吹き抜けのメリットとして挙げられます。
下の窓から上の窓へ空気が抜けていき、換気もしやすいでしょう。

ただし、吹き抜けを作る際には、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、空気が天井に滞留しないように、天井にはファンを設置しなければなりません。

ファンを回せば、夏は冷風を送ってくれるし、冬には暖房により温めた空気が天井に滞留することなく、床まで暖気が降りてきます。梅雨の時期は、湿気が一部に溜まることを防ぎ、木製の壁に生えやすいカビを防止できるでしょう。
もっとも、ファンの回転数を上げると、冬は寒く感じることもあり、加減が難しいかもしれません。

照明の光度や設置位置についても考慮 また、照明の光度や設置位置についても考慮しなければなりません。

吹き抜けの天井に照明を付ける場合、通常より高い光度の器具を使わないと、床を照らす照度が低くなってしまうのです。したがって、通常の高さの天井で使用する照明は、コードを長くして低い位置に下ろすか、階下の壁に設置する必要があります。

同様に、エアコンの位置も吹き抜けの構造やファンの位置を考慮して、最適な場所に室内機を設置することが重要です。それから、吹き抜けの天井やファンに埃が溜まったら掃除が必要だということを忘れないようにしましょう。
可能な限り階上の部屋から清掃できるように、梁やファンを配置しなければなりません。